THE DARK FOREST（三体II：黒暗森林）をオーディオブックで聴く

宇宙へ

前作（リンク）のTHE THREE-BODY PROBLEM（三体）の続編であるTHE DARK FOREST（黒暗森林）は、その舞台が宇宙に旅立ちます。

”三体”はバーチャルリアリティーが重要な役割を果たすストーリであるため、中国版サイバーパンク（映画でいうマトリックス）のようなストーリーですが、この巻は宇宙を舞台にしたSF小説になります。

THE DARK FOREST

Cixin Liu

しかしながら、そこHard Sci-Fi小説である三体三部作、マニアックな言葉の目白押しなため、オーディオブックで聴くには多くの専門用語を調べる必要があります。

例えば、

• au（astromical unit、天文単位）：地球から太陽までの距離のことであり、小説内ではkmでは遠すぎて、光年を使うには近すぎる距離を表すのに使われています。
• フェルミのパラドックス：地球外文明存在の可能性が高いのにかかわらず、文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾
• カイパーベルト：　海王星の軌道（太陽から約30au）より外側から50auまでににある天体が密集した領域

そして、三体星は地球から最も近い恒星系で、三重連星であるケンタウス座アルファ星系がモデルになっています。

Sophon

三体人の侵略という危機に対して地球側は一丸となって準備をする必要がありますが、三体人が地球に放った、一個の陽子でできたスーパーコンピューターであるSophon（智子）によって監視、妨害されています。

Sophonは巨大なスーパーコンピュータを次元を変換して、陽子レベルまで小さくしたというとんでもない技術です。

Wall Facer（面壁者）

Sophonの存在に困り果てた人類ですが、三体人に対峙する人物（Wall Facer）を選びます。

個々の戦略については、三体人にバレなくされるために、誰にも伝えることができません。

その後、それぞれのWall Facerの戦略、失脚、三体人との戦いというストーリーが続きます。

そして最終巻へ

本作で起こったさまざまなことが、” 三体III” にも関係してくるので、この巻を何度も読んだあとに”三体Ⅲ　死神永生”に進んだ方が良いと思います。

”三体Ⅲ”については準備でき次第、紹介します。