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英検1級の難易度レベルと合格までの過程: 理系で就職後準備を始めても合格可能でした。

英語のお仕事

経歴紹介のページに英検1級、TOEICスコア955、全国通訳案内士資格保有と書いていますが、英語専業というわけではなく、技術的な仕事を海外の方と行うために英語を使用しています。

最近はweb会議という便利な手段があるため、海外の方と英語で会議をする機会が増えました。

本当は現地に行って、直接話す方が良いのですが。

海外経験

私が初めて海外に行ったのは30代になってから、それもアメリカに1人で出張し、そのまま数ヶ月滞在するというハードな指令、しかもアメリカ国内での乗り継ぎがあるという旅程。

その上、乗り継ぎ便が機材トラブルで欠航、スーツケースが到着先ではない空港に着くという災難に遭いました。

しかしながら英検1級を取得したため、英語力に自信を持てていたので、そのような状況でも慌てずに対応することできました。

英語を継続して学習していてよかった…と今でも思います。

英検1級合格への道

私は学生時代に英語を専攻していたわけではなく、理系です。

英検は大学4年生ごろから準備を始め、就職したのちも毎日継続的に英語学習することで、2級、準1級は1度で合格できました。

しかし英検1級のレベルは桁違い、合格するために結局13回受験することになりました。

英検準1級に合格してからすぐ学習を始め、ほぼ毎日(360日くらいだったか・・)学習を続け、ようやく合格に辿り着きました。

英検1級の英単語

英検1級の最難関は英単語穴埋め試験、ネイティブでも普段あまり使わない単語が数多く出題されます。

出題された単語で記憶があるのは、”Subpoena:召喚令状”です。(政治関係のニュースではたまに出てきます。)

はじめは学生時代から使っていた、収録語数は18万語もある研究社リーダーズ英和中辞典も使用して学習しました。

通常英和中辞典の収録語数は7万語から10万語であること、ほかの英和中辞典とあまり大きさが変わらない点からすると、驚異的な語彙数です。

この語彙数を確保するために挿絵が一切ないという、ストイックな辞書になりますが、この辞書で単語を調べ、その後電子辞書版を買い、旺文社の”出る順パス単”そして、単語帳の3点セットを一緒に持ち歩く生活をしていました。

2次試験対策は工夫が必要

無事に1次試験を合格して待ち受けるのは、2次試験のインタビューテストです。

インタビューテストは、試験官から渡された5つのトピックのカードを読んだ後、自分が決めたトピックについてスピーチを行い、その後試験官からの質問に答えるという、難易度の高い内容です。

また、とにかく英語を話すことが必要と考え、面接試験対策のためにNOVAに通っていました。

NOVAはさまざまな評価があり、いろいろあった英会話学校ですが、”駅前留学”することで気軽にネイティブスピーカーと会話できる場所として通っていて良かったと思います。

なお、現在はオンライン英会話を活用しています。

英検1級とTOEICを比較

英検の結果はTOEICとは異なり、合格か不合格のみで評価されます。

受験機会は年3回(受験を始めたころは年2回でした)しかありません。

そこで英語力の健康診断のため、TOEICを定期的に受験していました。(TOEIC受験の過程はこの記事で

英検1級はTOEICスコアに換算すると950点と言われます。

私もTOEIC 900点時点では英検1級に合格する気はしなかったため、
換算値950点は概ね正しいかなと思います。

国連英検も受験

実用英検準1級と1級の間のレベルと言われる国連英検A級も受験しました。

国連英検は実用英検に比べるとマイナーな試験ですが、インタビューテストで国連の活動にかかわる話題がでるなど問題のレベルが高く、この試験に合格できたことは自信になりました。

あきらめず、やり抜くこと

英検1級の最初の受験結果は合格に到底届かない点数、その後何年も点数が停滞していましたが、合格直前の結果は、合格点から1点足らず、不合格でした。

この結果から、次回は必ず受かるという自信を得て、諦めずに受験、無事合格することができました。

ちなみにサムネイルの写真の"Zzyzx rd"は本当にある道です。(フォトショップしていません)。

この単語が英語辞典の最後の単語になるように、名付けられたそうです。

次回は、あきらめずやり抜く力に関する本について紹介します。