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最終巻
三体3部作もこれが最終巻となります。
1作目(リンク)はサイバーパンク的なストーリー、2作目(リンク)は宇宙を舞台にしたストーリー、3作目はおとぎ話からはじまるファンタジー的な要素があります。
DEATH'S END
Cixin Liu
しかしながらHard Sci-Fiの要素は盛りだくさん、冷凍睡眠や理論物理学などのSFの要素がありまた、人類が生き残るための選択、前作で三体人と対峙して生き残った人々の究極の選択など深く考える内容もあるストーリーでした。
長大な3部作を締めくくるにふさわしい作品でした。
登場人物
最終巻の主人公は宇宙工学のエンジニアである程心(Cheng Xin)、三体人へのスパイを送るプロジェクトに参加しています。
プロジェクトのリーダーは優秀ながら非情な性格を持ち、口癖は”Advace!(進め)”のThomas Wade。
そして、本作の最重要人物として、Cheng Xinの学生時代の同級生である雲天明(Yun Tiaming)が登場します。
Swordholder
前作(三体Ⅱ 黒暗森林) から登場したWall Facerである羅輯 (Luo Ji)は三体人の攻撃を抑える手段を握っています。
この決定的な手段を決定する人物はSwordholderと呼ばれます。
Sophon
前作において人類の監視役として贈られた智子(Sophon)は別の形で登場とします。
Sophonの新設定は自らが置かれる状況で姿が変わる2面性を持つキャラクターで、前巻に引き続き重要な役割を果たします。
まとめ
ここから先はとてつもない距離、時間軸でストーリーの最後に続きます。
これで『三体』三部作の紹介は終わりになります。
とても長い本ですが、どの巻も読みごたえがあり、読むごと好きな巻が変わる不思議な本です。
私は電子文書版も読みましたが、オーディオブック(日本語版)の方が内容を理解しやすいと思いました。
秋の夜長に読破(聴破)してみてはいかがでしょうか。
[…] 三部作は『三体II:黒暗森林(DARK FORREST)、リンク』、『三体III 死神永生(DEATH'S END)、リンク』と続きます。下巻になると、ものすごい時間軸で話が進みます。 […]
[…] これが三部作の最終巻である、”三体III 死神永生(THE DEATH’S END)”(リンク)の主なストーリーになります。 […]
[…] この小説は以前に紹介した、三体シリーズのような"ファーストコンタクト"小説でありまた、火星の人のような"ハードSF”小説でもあります。 […]
[…] 話題のSF小説『三体』もヒューゴー賞受賞作品です。 […]