プロジェクトヘイルメアリーの作者の2作目、ARTEMIS（アルテミス）

映画”オデッセイ”の作者

ARTEMISは、映画”オデッセイ”の原作である”The Martian（火星の人）”の作者、Andy Weirさんが2017年に出版したSF小説です。

ARTEMIS

Andy Weir

舞台

”The Martian"の舞台は火星でしたが、今回は人類が生活している未来の月が舞台となります。

主役は月で初めてできた街、”Artemis”で密輸品を運ぶ仕事をしているJasmine "Jazz" Bashara。

前作では人類が居住できない火星からの帰還がテーマで1人の場面が多かったのですが、本作では月に住むさまざまな人物が登場します。

月に住むうえで最も大切な資源である、”酸素”をめぐるアクションSF小説となっています。

アルテミス計画

小説の中で月は観光地でもあり、アポロ11号が着陸した場所は荒らされないように保存されているという描写もあります。

また、NASAは2024年までに最初の女性を月に着陸させることを目標とする、「アルテミス計画」を2019年に発表しています。

アルテミスは女神の名前で、本書の主人公も女性です。

まとめ

前作の”The Martian”があまりに面白かったので、私にとって本作は物足りなかったという印象です。

しかしながら、Andy Weirさんの”Hard SF”の内容はこの本でも満載で十分楽しめる作品で映画化も予定されています。

3作目の"Project Hail Mary"にも期待、年末年始に読む計画です。