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中国語学習の学習に英語を活用する方法について紹介します。

『三体』の翻訳元

本ブログで紹介した『三体』ですが、この日本語版は英訳版を参考にしています。

その理由の1つとして、中国語版では文化大革命時代の部分が作者が本来意図した最初の原作から変更されていることがあります。

作者曰く、”英語版は原作より読みやすい”そうです。

文法と発音

中国の文法は、主語、述語、目的語と続く点で英語と似た側面があります。

疑問分や接続分はそれぞれ当てはまる単語を使って、英語の発想で考えることが作文することができます。

例えば、

  • 因为 (Yinwei)→ Because
  • 然后 (Ranhou)→ Then
  • 什么(Shenme)→ What
  • これらを使って、主語+述語と続けていくと文になっていきます。

発音

中国語の発音は英語のように複数の単語を1つの音節(シラブル)として発音せず、それぞれの漢字をひとつづつ発音します。

発音方法はアルファベットで示した発音法(ピンイン)で示されます。

発音記号で判断できるのですが、日本語に無い発音なので苦労します。

簡体字と繁体字

中国語ではご存じの通り、漢字が使われますが日本語とは異なるものが多くあります。

また漢字の形状も2種類あり、国によって異なります。

  • 簡体字:中国本土で主に使用され、形状が簡略化されています。シンガポールでも簡体字が使用されています。
  • 鉄 → 铁 、会議 → 会议 、 飛 → 飞 など
  • 繁体字:昔から使用されている漢字そのままで、画数が多くなっています。香港や台湾で使用されています。
  • 鉄 → 鐵 、 会議 → 會議 、 身体 → 身體 など  

簡体字はかなり大胆に省略していますね。 繁体字は日本語の旧字体にあたります。

シングリッシュ

シンガポールの国語はマレー語ですが、英語が通じる国というイメージがあります。

実際、英語は公用語ですが中国語もまた公用語となります。

また、シンガポール独特の英語として”シングリッシュ(Singlish)”と呼ばれる表現があります。

  • 語尾に”Lah(ラー)"を付ける表現。これは中国語の完了形に使用する”了"によるもののようです。
  • 語尾に”meh(マ)"を付ける表現。これは中国語の疑問形に使用する”吗"によるもののようです。

英語になった中国語

中国語の発音をそのまま使用した英語もあります。

  • 北京 → "Beijing"、北は"bei"、京は"jing"と中国語で発音します。
  • 天安門広場 → "Tiananmen square"、天は”tian"、門は"men"と中国語で発音します。
  • 上海 →  "Shanghai"、上は”shang"、海は"hai"と中国語で発音します。

まとめ

英語と中国語は意外と共通点があって、互いの言語の学習に役立ちますね。