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理系、社会人から学習を開始しても可能: TOEICスコア950点の難易度レベルと達成までの学習過程を紹介します。

初めての受験

初めてTOEICを受験したのは、会社の内定式の日です。

内定式の後にTOEICを実施するということだったため、以下の対策を行いました。

  • 全体対策:テスト全体の構成について説明した参考書
  • リスニング対策:過去問題集、NHK教育テレビでかつて放送していたセサミストリートを副音声で毎週観る習慣を3年間ほど続けていましたので、リスニングには自信はありましたが、ビジネス英語の試験ですので、参考書による対策も行いました。
  • リーディング対策:過去問を可能な限り読み、解いていく。

受験の結果は合計点が内定者で3位、リスニングはトップとなりました。

リスニングの強化の手始めは、セサミストリートのような正しくわかり易い英語を大量に聴くことが大切だと思います。

初めての公開テスト受験の結果

社会人1年目は仕事を覚える段階、仕事で結果を出すのには時間がかかります。

自分に自信を失った時に、かつて受験したTOEICである程度成果が出たことを思い出し、公開テストを受験して結果は735点となりました。

また、英検1級合格を最終目標として、英検2級、準1級の学習も開始しました。

その後、年2回のペースで受験、長期出張する間も滞在場所の近くにある受験会場で仕事の休みの日に受験、そして社会人になって2年後に830点、800点レベルを超えることができました

900点の壁

その後、”900点の壁”にぶち当たります。

800点を超えて1年後には870点に到達しますが、その1年後のスコアは800点に戻ってしまいます。

そこで以下の対策をしました。

  • リーディング速度を上げるために雑誌TIMEの英語版を定期購読する。
  • NHK衛星放送で放送していたアメリカの公共放送、PBS(Public Broadcasting Service)のニュース番組 "PBS NEWS HOUR"を録画して副音声で観る。
  • ”PBS NEWS HOUR”はCC(Closed Caption, 字幕放送)であるため、番組に出てきた英単語を単語帳に書き、覚えるようにする。

しかしながら、900点の壁があまりにも高かったため成果があがらず、しばらくTOEICの受験をせず、英検1級合格に集中することにしました。(英検1級合格の過程はこの記事にて)

英検の問題はビジネス英語のTOEICと異なり、アカデミックな内容の問題となっているため、じっくりと問題と取り組む学習が必要となります。

900点越えレベルになるとむやみに受験せず、視点を変えて少し異なるテーマで学習することも大切です。

900点の壁を突破

仕事が忙しかったこともあって、しばらく受験を控えました。

そして再受験したのは壁にぶち当たった1年半後です。

この受験でListening 470, Reading 440、Total 910という結果になり、ようやく900点の壁を突破することができました。

アメリカで受験

その後アメリカへの駐在が始まり、毎日英語を聴く、話す、読む、書く生活をしていました。

アメリカではTOEICの問題に毎日取り組んでいるような生活でした。

このころは夢の中でも英語を話していました。

TOEICはTOEFL、GREなど様々な標準テストを提供している米国の非営利団体、ETS(Educational Testing Service)によって実施されています。

TOEICは日本、韓国ではポピュラーな試験で、アメリカではそれほどメジャーではありませんが、アメリカでも公開試験が開催されています。

英語力の定期検診のつもりで久々に受験し、Listening 495, Reading 460、Total 955という結果となりました。

米国のCertificateは写真のようなデザインです。

英語の学習は、ザルで水を集めるようなものといわれることがあります。

あきらめずに続けると、いつかは水がたまるように実力が付いていきます。