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はじめに
本記事では、間違いやすい、気を付けたい英単語について紹介します。
ナイーブ
カタカナ語の”ナイーブ”は、日本では”繊細な”、”傷つきやすい”といったネガティブだけれどもちょっとカッコいいといったイメージがあります。
そういえば”naive”という名前のボディーソープも販売されていますね。
けれども本当の意味は...
”世間知らずのお馬鹿さん”という意味の悪口になります。
”彼はナイーブだから”と人前で言ってしまうと、平気で悪口をいう人と思われますよ。
クレーム
”文句を言う”という意味で本当によく使われる単語、”クレーマー”というカタカナ語もすっかり定着しています。
けれども本当の意味は...
”権利を主張する、要求する”です。
空港には荷物を引き取る場所、”Baggage Claim"がありますが、荷物について文句を言う場所ではありません。
”文句を言う”は”Complain”です。
ベビーカー
"Baby Car"は子供が乗って遊ぶおもちゃの車のことです。
”Stroller"が正解です。
英語的には間違いではないのですが... 違うものです。
コンプレックス
カタカナ語の”コンプレックス”としても使われますが、”複雑な”という意味があります。
同義語に”Complicated"がありますが、”Complex"もよく使われます。
キャリア
仕事などの経験を表す単語の"Career"ですが、”キャリア”とは発音しません。
発音は”カリヤ”の方が近くなります。
”キャリア”と発音すると”Carrier"、つまり”運ぶ人”、文脈によっては”ウィルスに感染した人、動物”という意味になるので要注意!
Discuss
discuss about ~と言いたくなりますが、他動詞なのでdiscuss ~が正解です。
これはネイティブでも言っているのを聞くことがあります。
NG
”NG”は”良くない”、”間違い”という意味で気軽に使える便利な言葉ですが、”No Good(全然ダメ)”という強い否定になります。
そもそも、”NG"という言葉を使うことはほとんどありません。
SNS
LINE, Twitter, InstagramなどのSNS(Social Network Services)正しい英語で意味も間違っていないですが、SNSは和製英語で英語ネイティブの人はこの言葉を使いません。
SNSではなく、Social Mediaと呼びます。
短縮後の発音
短縮した言葉は、その発音にも注意が必要です。
ロサンゼルス国際空港(Los Angels International Airport)を現地の人は、LAXと呼びます。
つい”ラックス”と発音したくなりますが、”ラックス”では通じません。
LAXは空港コードと呼ばれる略号で、成田国際空港はNRT、関西国際空港はKIXになります。
発音は、そのまま”エル・エー・エックス”です。
Miley Cyrusの" Party In The U.S.A."の最初のフレーズ、”I hopped off the plane at LAX.."で”エル・エー・エックス”と発音しています。
ちなみに、日本人はLos Angelsのことを”ロス”と呼ぶことが多いですが、”Los”はスペイン語で英語の"the"に当たる単語ですので、現地の人に”ロス”といっても??まずは通じません。
Los Angelsは”LA(エルエー)”と言います。
まとめ
単純な一言でも、本当の意味を知らないと誤解されたり、理解されないという事態が生じます。
英語的には間違っていない単語は、特に注意が必要です。
サムネイル画像について
サムネイルの画像は大空にタイピングする飛行隊、Skytypersによって描かれた文字です。
主にイベントがあるときに登場しますが、イベントがない時でも突然空にあられることもあります。
Skytypersは2005年、日本の空に
"POCARI SWEAT"を描いたことがあります。
ちなみに飲み物に”SWEAT(汗)“と名づけるのは日本独特の表現、英語的には“汗が入った飲料“と言うことになり、気持ちが悪い名前のようです。