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英語を正確、簡潔に伝える方法:”Plain English”について紹介します。

はじめに

コンセンサス、コミットメントなどなど.... 「カタカナ英語」に加えて最近は、IT関係の英単語も増えてたくさんの横文字が氾濫しています。

エンジニアである私は、普段の生活では使わない技術英語について日々聞き、学んでいますが、逆に専門的な単語以外の英語表現についてはもっとシンプルにしたいと思うことが良くあります。

また、技術英語について学ぶと、テキストには以下の鉄則"3C"が書かれていることが良くあります。

  • Correct          正確であること
  • Clear             明確であること
  • Concise         簡潔であること

英文の取扱説明書は特にシンプルな表現を使いたいものです。

Plain English

そこで、シンプルな英語について調べると"Plain English『平易な英語』"という記述法に辿り着きました。

Plain English:
様々な国からの移民によって成長してきたアメリカ、政府は情報を容易で簡潔そして正確に伝えるために"Plain Writing Act of 2010"を施行しました。

Plain Englishを使うことは文書の量を減らす効果もあります。

この記述法の採用は、アメリカの証券会社にとって法的な義務となっています。

法規や公式文書にやたら難解で冗長な表現を使うどこかの国とは違いますね。

簡潔な表現の例

米国政府のウェブサイト、plainlanguage.govに様々なPlain Englishの例が示されています。

書類申請の期限について

  • 悪い例:The application must be completed by the applicant and received by the financial office by June 1st.
  • 修正後:We must receive your application by June 1st.

また、私自身も日本のレジで以下のような表現を目にしました。

このレジでクレジットカードを使用することはできません。(You can't use your credit card at this check-out counter.)

CASH ONLY"にすると簡潔でわかり易いのではと思いました。

さいごに

様々な効果があるPlain English、興味深い考え方ですので今後も研究、紹介していきたいと思います。