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オーディオブックならでは:ナレーターからの本探し

はじめに

私はAudibleの読み放題プランで日々オーディオブックを楽しんでいますが、大きな悩みがあります。

それは、洋書のラインナップが少ないということです。

日本のAudibleは当然のことながら、日本語の本が充実しています。

英語の本も”ジュラシックパーク”、”アンドロメダ病原体”など、名作を聴くことができますが、最新作はなかなか読み放題の対象にはなりません。

本国、アメリカのAudibleを契約するという手もありますが、昨今の円安でなかなか手を出しにくいところです。

オーディオブックならでは

そこで思いついたのが、オーディオブックならではの本の探し方。

それは、好きなナレーターから本を探すという方法です。

オーディオブックのナレーターには以下のパターンがあります。

  1. プロのナレーター
  2. 俳優
  3. 作家本人

作家本人がナレーターを務めた作品には、以下のようなものがあります。

オバマ元大統領の自伝、『A Promised Land』

1万時間の法則で有名な、マルコム・グラッドウェルの、『Outliers

アンジェラ・ダックワースの『GRIT

作家本人がナレーションの本からは、作者の強い思いを感じることができます。

選んだ作品は

そこで選んだ作品は、Nick JonesのSF作品です。

AND THEN SHE VANISHED

Joseph Bridgeman / Book One

Nick Jones

THE SHADOWS OF LONDON

Joseph Bridgeman / Book Two

Nick Jones

このシリーズは、妹を救うためタイムトラベルの能力を得た主人公、Joseph Bridgemanが活躍するSFで、4部作になっています。

飽きないストーリーなのですが、タイムトラベルの方法がちょっと安易で、SFとしては詰めが甘い印象があります。

この本を選んだ理由は、ナレーターが私の最も好きな作品、『プロジェクトヘイルメアリー』を担当していた俳優、Ray Porterだからです。

Ray Porter

Ray Porterはアメリカで活躍している俳優さんです。

映画では『Almost Famous』や『Argo』、テレビドラマでは『ER』、『CSI』などに脇役や1エピソードだけに出演しています。

俳優としては有名でありませんが、オーディオブックのナレーターとして有名な方です。

さいごに

オーディオブックは基本、一人でナレーションを担当するので、男性でも女性の役をする必要があります。

彼の姿を見ると、髭を生やしたちょっといかつい感じ、ナレーションで聞こえてくるのは明らかに男性の声なのですが、聴き続けると頭の中で女性と変換できる不思議な声です。

オーディオブックの本選びに悩んだら、このような探し方はいかがでしょうか。