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アメリカ駐在体験談:実際に働くことでわかることについて紹介します。

行く前の印象と違ってた

アメリカで5年ほど働いてきた私ですが、実際の働き方は渡米までの印象とはかなり違いました。

私が働いていた会社では、

  • (渡米前のイメージ)きっちり定時勤務
     → (実際は)確かに定時で帰ることも多いが、自宅で仕事、また定時外でも電話、メール対応している。早朝から働く人もいる。
     海外出張時はアメリカ時間と現地の時間を含めてメールの対応をするので大変...
  • (渡米前のイメージ)同僚のプライベートについては聞かない
     → (実際は)結婚しているの? 子供は?など結構聞いてくる。
    アメリカ人は誕生日が大好き。誕生日を教えると、その日は異常に甘いケーキが出てきて食べるのが大変。(誕生日を祝ってくれることはうれしいですけどね:))
  • (渡米前のイメージ)残業、深夜勤務なんてとんでもない!
     → (実際は)残業や深夜勤務は手当てが出るので問題なし。
  • (渡米前のイメージ)年に何度か1か月ぐらいバカンス休暇
     → (実際は)休暇はとるが、せいぜい1週間。

アメリカの祝日数は日本に比べて6日も少なく、勤務開始は1月2日からのときも。

日本って休み多いねー!と思っていました。

元軍人

元職業軍人の方が民間に転職されることが多いように感じます。

実際、私の上司も元アメリカ軍の将校でしたし、業者の方も軍歴がある方が結構いました。

元軍人といっても怖いということはなく、合理的、理論的に仕事を進めるといった印象です。

これには要注意

日本では上司が人前で叱ることは珍しくないですが、アメリカでは厳禁!

また、本人がいない前でその人の非難をしてはいけません。結局本人に伝わります。

どうしても注意が必要な時はありますが、別室で1対1で話しましょう。

基本はほめる、感謝する。

人が一番嫌うのは"非難される"こと。

楽しく働きましょう。

人種

アメリカは”人種のるつぼ”と呼ばれていましたが、これはいろいろな人種が溶けて混ざってアメリカ化するような意味合いです。

実際は”人種のサラダボウル”といった印象。同じ容器に入っていますがそれぞれのお国柄の味を持った方々と働くことになります。

さまざまな国の価値観がぶつかり合うのは大変ですが、”自分の国のやり方が正しいと考えるのは当たり前”と割り切っていました。

移民と日系人

移民の方と働くととても親切にされることがあります。

例えば、

リトルトーキョーにある杉原千畝像

192 S Central Ave, Los Angeles,

CA 90012

また、日系人の年齢の高い人と働いた際は、日系人博物館で学んだ在米日系人の第2次世界大戦の強制収容、戦後の苦労について思い出し、頭が下がる思いでした。

全米日系人博物館 リトルトーキョー

100 N Central Ave, Los Angeles,

CA 90012 

スペースシャトルチャレンジャー事故で命を落としたエリソン・オニヅカ宇宙飛行士のモニュメント

リトルトーキョー

Ellison S Onizuka street

アメリカで働いていても、日本について学ぶことも大切と考えさせられました。

まとめ

アメリカで働くことは、キラキラしたイメージもありますが、苦労することもたくさんあります。

苦労も含めて、海外で得た経験は何事にも替えられない人生の資産になります。