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2034 米中戦争
米中の対立が激しくなっている近年、”2034 米中戦争”という過激な内容の本が出版され、話題となっています。
2034
A NOVEL OF THE NEXT WORLD WAR
Elliot Ackerman
Admiral James Stavridis
作者は、エリオット・アッカーマン氏と スタヴリディス元米海軍大将。
この本は先日、テレビ東京 ”モーニングサテライト(モーサテ)”のクールな九州男児、豊島晋作キャスターが紹介されていたことがきっかけで購入しました。
Apple BookからAudibleに変更
以前紹介した、”三体”を聞いていたころはオーディオブックはApple Bookから購入していましたが、"2034"については価格が1,800円弱となります。
オーディオブックは文字で読む電子書籍より高価で、本によっては3,000円以上します。
現在はAudibleの会員になり、書籍を入手しています。
対立
悪化し続ける米中の対立の末、中国は軍事力、特にサイバー能力をますます増強、そして2034年、米軍のステルス戦闘機F-35がハッキングされます。
同年、”航行の自由作戦”中の米国駆逐艦が中国海軍からサイバー攻撃を受けます。
その後、第三次世界大戦の危機が迫ります。
登場人物
ストーリー中の主要人物は、最初に登場したF-35のパイロット、駆逐艦の艦長、全面戦争を防ごうとする大統領補佐官となります。
米軍は、F/A-18 Hornetを使い、このF-35のパイロットがリーダーとなり攻撃計画を進めますが、ボタンのかけ違いが発生します。
最後はとある国の力で、事態が違う方法に進んでいくことになります。
極端な内容なフィクションであり、実際はこのようにならないように望むしかないのですが、元司令官が著者の一人ということで、とてもリアルな描写の書籍です。
写真の説明
ちなみに、上の写真はベイパーコーンと呼ばれ、飛行機が音速を超えたときに発生するといわれますが、本当のところはプラントル・グロワートの特異点と呼ばれる現象です。
特にF/A-18が湿度が高い場所で高速飛行した際に発生します。
この写真は、小説の舞台の一つであるSan Diegoにある、映画 TOP GUNで有名なミラマー基地で撮影しました。
ミラマー基地は海に近く、湿度が高いためこのような現象が現れます。
F-35と同じくステルス機であり、最強の戦闘機と呼ばれるF-22 Raptorもミラマーではこの通りです。